紫波西学園小中合同校内研究会(授業研究会)

 昨年11月に開催した施設隣接型小中一貫校「紫波西学園」学校公開研究会での成果を受け、残された課題の解決やさらなる授業改善に向けて、今年度も、小中合同校内研究会を開催します。小中の教員が共に学び合いながら、研究主題の「生き生きと学ぶ児童の育成~伝え合い、響き合い、高め合う授業づくりを通して~」を目指して、授業改善に取り組みます。

 6月20日(木)には、今年度最初の授業研究会を行いました。6年生は「ふるさと・自分・再発見~時空を旅する総合学習~」として修学旅行で訪れた仙台市と紫波町のそれぞれのよさを比べながら、これからの紫波町について考える学習活動に取り組みました。

 子どもたちは、修学旅行で体験したことや調べてきたことをもとに、仙台市と紫波町のよさとその共通点について、学習支援アプリのシンキングツール(ベン図)を活用して整理し、グループ内で共有しつつ、考えを交流し合いました。

 その後の授業研究会では、小中学校の教員でグループを構成し、研究主題に迫るための授業の在り方や教師のファシリテーションの在り方について、ワークショップ形式で協議を深めました。

 助言いただいた講師からは、「自立した学習者」を育てるために、児童が学ぶ方法、学ぶ相手や活動時間や課題を決めることが、「自立した学び」となること、シンキングツールの活用法について吟味すること、指導者の効果的なファシリテーションの在り方を整理しておくこと等をご指導いただきました。昨年度研究の課題点について、的確な助言をいただくことができたので、さらなる授業改善につなげていきたいと思います。